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2017/07/11

やきもの研修旅行 第3回「九州のやきもの 波佐見焼」

太陽のまぶしい季節となりました。皆様お変わりございませんでしょうか。

4月よりやきもの研修旅行の様子をご報告して参りました。
本記事では、九州の窯業地である波佐見町のおすすめスポットをご紹介していきます。


長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)郡波佐見町は江戸時代から今日に至るまで約400年にわたって続く窯業地です。
そして、この地域で焼かれたやきものを波佐見焼といいます。
波佐見町には、江戸時代から残っている窯址や、波佐見焼の今昔がわかる施設など様々な見所があります。



【波佐見町おすすめスポット3選】

1.陶芸の館『観光交流センター』
やきもの公園の一角にある施設。2階が波佐見焼の資料館となっています。
波佐見焼のはじまりから発展、流通、現在までの流れが詳細かつわかりやすく解説されており、知識の深度に関係なく楽しめる施設です。現代の伝統工芸師の作品も展示しており、まさに波佐見焼の今昔をつかむのに最適な施設です。


2.中尾山
1644年頃から陶業がはじまったとされる中尾山。世界最大級の登り窯2基を有するやきものの里です。
現在では約20程の窯元や商社があつまり、日々活発に磁器生産を続けています。
中尾山にも、もちろん磁器にかかわる施設があり、とくに「中尾山交流館」では中尾山の窯元製品すべてをみることができます。


3.江戸時代の遺構
波佐見町には大型の窯場や磁石場が残っており、町中を散歩するだけでもたのしいものです。とくに世界最大級の大きさを誇る窯のうちの2つ「大新登窯」、「中尾上登窯」は中尾地区にあります。磁器の町の景観と併せて、ぜひご覧ください。
また、波佐見青磁の産地、三股地区では1660年代に設置されたとされる皿山役所跡や、当時の磁石場が残っています。ご探訪の際には是非足を伸ばしてみてください。

以上、波佐見町おすすめスポットをご紹介いたしました。



ところで、現在戸栗美術館では2階特別展示室にて「九州のやきもの 波佐見焼」と題したパネル展示を行っております。
波佐見焼のはじまりから現代までの流れをご紹介しております。現在開催中の展覧会「17世紀の古伊万里-逸品再発見Ⅰ-展」と併せてお立ち寄りくださいませ。

皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。

(学芸員 小西)