2017/06/22

フリートークデーはじまります

梅雨らしいお天気が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、戸栗美術館では「17世紀の古伊万里―逸品再発見Ⅰ―展」より毎月第4月曜日をフリートークデーとして開館いたします。

フリートークデーとは、館内でのお話しをご自由にお楽しみいただける日です。
鑑賞しながら感想を話し合いたい方におすすめです。

通常開館と同じくどなたでもご入館いただけます。

また、当日は午後2時より当館学芸員によるミニパネルレクチャーがございます。
通常の展示解説でお話しするのが難しい部分をラウンジでゆっくりお話しさせていただきます。
ご来館の際には、こちらもあわせてご参加ください。

フリートークデーは6月26日が初回となります。
ぜひご家族やご友人と作品の魅力を語り尽くしにいらしてください。


○フリートークデー
毎月第4月曜日(6月26日 7月24日 8月28日)
どなたでもご入館いただけます。
各日午後2時より当館学芸員によるミニパネルレクチャーも開催いたします。

皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。


2017/06/09

お庭の紫陽花が見頃を迎えます。

いよいよ梅雨に入り、すっきりとしないお天気が続きますが、皆様お変わりございませんでしょうか。

さて、そろそろ当館のお庭の紫陽花が見頃を迎えそうです。

紫陽花には沢山の品種があり、色も品種によって様々です。
当館のものは少し赤みがかった薄紫色の花を咲かせます。
DSCN4637.jpg

特に当館のお庭は緑が多いため、その色彩が一際映えるのです。

お天気の日はもちろん、雨に濡れた姿も味わい深い紫陽花。
現在開催中の「17世紀の古伊万里―逸品再発見Ⅰ―展」と合わせて、是非お楽しみくださいませ。

(学芸員 小西)
2017/06/08

ショップ商品のご紹介

みなさま、こんにちは。
現在当館では「17世紀の古伊万里―逸品再発見Ⅰ―展」(5/27~9/2まで)を開催中です。

1階ミュージアムショップでは、展覧会に合わせた商品ご用意しております。


当館1階やきもの展示室にて個展を開催中
陶磁作家 望月優氏オリジナル商品

201706ショップ望月



デザイン・絵付け共に望月優氏によるもの。

※器種・絵柄が予告なく増減することもございます。
恐れ入りますが、予めご了承くださいませ。
※以下、すべて税込表記(2017年6月8日現在)


○そば猪口 各3,024円~ ※器形・絵付け技法によって販売価格が異なります。
2017006ショップ望月そばちょこ7


○カケラシリーズ ぐいのみ 各3,672円
2017006ショップ望月ぐい飲み5


○カケラシリーズ カップ&ソーサー 各16,200円
2017006ショップ望月コーヒーカップ




望月氏デザイン、カケラをモチーフにしたアクセサリーも販売中です。
○ペンダント 各1,188円
201706ショップ望月ペンダント


○ヘアピン 各864円
201706ショップ望月ぴんどめ


今回、大きめの商品のお取扱いもございます。
○白磁 菓子鉢 8,640円(※)
201706ショップ望月菓子鉢


○白磁 鶴首瓶 21,600円(※)
201706ショップ望月鶴首瓶

※こちらの商品をお手にとられる際は受付までお声かけくださいませ。


これからの季節にぴったりな涼しげなうつわを多数取りそろえております。
一点一点異なる涼をお楽しみくださいませ。




そして、当館ではすっかりお馴染みのたなかふみえ氏制作のうつわは、手のひらに収まる手塩皿サイズにてご用意いたしました。

○木瓜型豆皿 各1,404円~ ※絵付け技法によって販売価格が異なります。
201706ショップふみえ


木瓜形の器形がふみえさんのやわらかい絵付けと相俟って、かわいらしい印象のうつわです。
裏には小さな3つ足がついており、うつわ全体が接地面から少し浮いた状態になるため、
持ちやすく使い勝手の良いのも魅力のひとつ。
201706ショップふみえ

机に置いた姿も三つ足ならではの上品な佇まいです。


絵柄は、たなかふみえ氏おなじみの文様や、出展品をイメージして制作された文様もございます。
201706ショップふみえ


どの出展品が図案化されているのか、是非探してみてください。



スタンダードにお手塩皿として
ちょっとしたお茶菓子を添えて
作業机の彩りに
いつも使う小物を入れて

など、使い方は十人十色。
用途が限定されないので贈り物にも最適です。




本記事でご紹介させて頂きました商品は、いずれも1階ミュージアムショップにてご購入いただけます。
ぜひお手にとってご覧くださいませ。

みなさまのご来館を心よりお持ち申し上げております。
2017/06/01

6月の予定

今年も梅雨の季節が近づいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、当館の6月の予定をお知らせ致します。


『17世紀の古伊万里-逸品再発見Ⅰ-展』開催中です。(~9月2日迄)

○月曜日休館 ※7月17日(月・祝)は開館、7月18日(火)は休館
○毎週金曜は20:00まで開館いたします(入館受付は19:30まで)。
○毎月第4月曜日はフリートークデーとして開館いたします(6月26日・7月24日・8月28日)

「うつわを見る」時、皆様は何に注目されるでしょうか。何焼であるか、何に使うものか、あるいは色や文様などでしょうか。これらの他にもやきものには実に多くの見所があります。特に17世紀は伊万里焼の歴史の中でも誕生と技術革新によって多用な作品が生み出された時代です。一様ではないうつわの違いを、一歩踏み込んで考えながら観察していると、ふと新たな一面を発見できることがあり、作品が急に自分だけの「逸品」になるかもしれません。今展では「かたち」や「素地の白」など15のテーマのもとに個性豊かな約70点を展示しております。じっくり観察しながら皆様のお気に入りの「逸品」を是非探してみて下さい。

第3展示室同時開催『磁器生誕から100年の変遷』(~9月2日迄)

初期の伊万里焼から技術が爛熟する元禄期までの100年の変遷を各様式の特徴に沿ってご紹介しております。
徳川将軍家への献上を目的に創出された鍋島焼も展示しておりますので、併せてご鑑賞くださいませ。

1階やきもの展示室同時開催『第3階 望月優作品展~今と昔をつなぐ~』(~9月2日迄)

陶片をモチーフに“今と昔をつなぐ”をテーマに器を制作。
伝統技法の轆轤、型打ち、上絵、下絵などを使いながらも、今を表現する器。
遊び心がある器を展示いたします。


展示の詳細はこちらをご覧下さい。


■とぐりの学芸員講座
 「陶器と磁器 初期の水差が語ること」(当館学芸顧問 森由美)


やきもの鑑賞をより楽しむためのポイントを当館学芸員がご紹介する講座です。
日時:6月19日(月) 午後2時~
所要時間:90分程度
参加費:500円(入場券は別途お求め下さい)
定員:30名(先着順)
参加方法:要事前予約。往復はがきに住所、氏名、電話番号、希望日時(※)を明記の上、お申し込み下さい。定員になり次第締め切りますので、お申し込みはお早めに。
※7月3日午後2時~「館蔵品にみる朝鮮陶磁入門」の回もございます。


■フリートークデー(6月26日)


毎月第4月曜日は、館内でのお話をご自由にお楽しみいただけるフリートークデーとして開館致します。
通常開館日と同じく、どなたでもご来館いただけます。
当日は午後2時より学芸員によるミニパネルレクチャーも開催致します。


■6月展示解説日程
 【第2・第4 水曜日 午後2時~】
   6月14日・28日
 【第2・第4 土曜日 午前11時~】
   6月10日・24日

いずれも所要時間 は40~60分程度。予約不要です。入館券をお求めの上、ご自由にご参加ください。


皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。
2017/05/31

やきもの研修旅行 第2回「異国文化の窓口 出島」

日ごとに夏の足音を感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、先月より2017年2月に行われたやきもの研修旅行のご報告をさせて頂いております。
第2回目は「異国文化の窓口 出島」をご紹介していきます。

出島とは、江戸時代の貿易の窓口である扇形の人工島です。
キリスト教が広まるのを制限しつつ、海外貿易を継続するために寛永11年(1634)から2年程の歳月をかけて作られました。
寛永13年(1636)に完成し、はじめは長崎市中に雑居していたポルトガル人が入居しましたが、まもなく国交が途絶えると、寛永18年(1641)には平戸にあったオランダ商館を移転させます。
以降出島は218年もの間、西洋貿易の拠点として、文化や技術の集まる大舞台でした。

出島は明治以降の出島周辺の埋め立てによってその姿を消したのち、今日まで修復と復元を重ねられ、現在では江戸から明治の町並みが復元されています。
それぞれの建物が資料館として機能しており、その景観も含めて島全体が巨大な資料館となっているのです。

当館の主な所蔵品である伊万里焼と出島の関係は深く、17世紀後半の伊万里焼の海外輸出時代には出島を経由して西欧に輸出されていました。
実際に、出島からは輸出向けの伊万里焼の出土が確認されており、荷積み前に問題があって廃棄したとみえるものや、使用痕があり、輸出されずに商館内で消費されたとみえるものなど様々です。

また、伊万里焼の輸出時代が終わったあとも、出島に居住していた外国人向けの製品を販売しており、これらの陶片も出土しています。
こういった出島から出土したものは、現在、考古館(幕末商社の石倉跡)にて展示されておりました。
展示数が多く、一日中いることができるくらいボリュームがありました。


インターネットが爆発的に普及した現代では、実際に自分の目で本物を見たり、現地に行くことの意味が問われることが多くなりつつあります。
今回、出島に足を運んで、船着き場の跡地や出土品を自分の目で拝見し、また島の町並みを歩いたことで、当時の人々の暮らしぶりを肌で感じることができました。

江戸時代、出島ではどのようなやりとりが行われていたのでしょう。想像が膨らむというのは楽しいことです。


(学芸員 小西)